博士論文(仮)

どうも畑山です。
かなり久々のブログ更新となります。

最近数ヶ月間は博士論文の執筆に集中していたこともあって、ブログを更新する余裕がありませんでした。

まあでもその甲斐あって、この10月でなんとか指導教授に博士論文(初稿)を提出することができました。

ただここからが本番で、しばらくは指導教授とのやりとりが続き、そして次には副査とのやりとりが。そして本提出→博論公開審査→学位取得という流れです。
なので、博士学位取得のためにやっとスタートを切ることができたという地点です。
今年度中には難しいとは思うけれど、来年度前半期までにはなんとか通りたいですけど。
・・・上手くいけばですが。

ちなみに博士論文タイトル(仮)は
「倫理の市場の誕生と展開――フェアトレードの《転換》をめぐる社会学的分析」
です。
たぶん最終的にはタイトル変わると思いますが。

内容を一言で言うなら、自由選択を通じた公共社会の形成についての理論的・経験的研究です。
規範的合意形成論から自生的秩序論へという社会理論的転換を通じて、1990年代から2000年代にかけて加速度的に生じた倫理的経済をめぐるパラダイムシフトに新たな理解可能性を与えていくことを主な目的としています。
論文の中心的な分析対象はフェアトレード運動の市場志向的転換についてですが、射程としてはCSRや社会的企業、排出権取引、ソーシャルラベル、そして倫理的消費などのいわゆる「リベラリズムの倫理的経済」にもとづいた新たなタイプの社会編成の可能性について探求することを含んでいます。

まだこれから修正などが入ることになると思いますが、いつか広く公表できるよう頑張りたいと思います。
学術雑誌にも少しずつ、このあたりの話について投稿していきます。
どこかで見かけましたらどうかよろしくお願いします。








コメント